人種の溝を埋めたラグビーワールドカップ

学習のねらい:
  人種差別の影響でばらばらだった国を一つにした事例からスポーツを通じた価値とスポーツのチカラ
  への理解を深める

概要:
 南アフリカにおける初の黒人大統領である
 ネルソン・マンデラ氏が取り組んだアパルト
 ヘイト(人種隔離)政策の撤廃と、当時白人の
 スポーツといわれていたラグビーのワールド
 カップ(1995年開催)での様子より、社会に
 もたらすスポーツの価値やチカラについて考
 える。

発問例:
 ・表彰式で、マンデラ氏はチーム主将のフランソワ・ピナール選手に「ありがとうフランソワ。
  君が〇〇〇のためにしてくれたことに心からお礼を言います。」と伝えると、ピナール選手は
  「いいえ大統領、あなたが〇〇〇のためにしてくれたことに心から感謝します。」と答えています。
  二人の〇に入る言葉は同じです。何だと思いますか?
 ・スポーツのどのようなチカラが国を一つにしたのでしょうか?

教科等:
 保健体育(体育理論)、公民、地理歴史、等

備考:
・本事例を扱った映画も公開されているため、それらを活用することにより、より詳細な背景や
 人物関係を理解することができる
・アパルトヘイト政策の撤廃についてなど、公民や地理歴史の授業と連携することも可能