仲間を信じてつないだバトン

学習のねらい:
・陸上トラック競技では初めて男子で銅メダルを獲得した日本リレーチームから、「仲間を信じること
(Friendship)」の重要性を学習する。
・その11年後、上位チームのアンチ・ドーピング規則違反発覚により、銀メダルが授与されたことから、
「スポーツの価値を守る重要性」について考える。

概要:
 陸上男子400mリレーで日本が第29回オリンピック
 競技会(2008/北京)にて銅メダルを獲得した。
 陸上のトラック種目で日本勢がメダルを獲得する
 のは、1928年アムステルダム大会以来、80年ぶり
 2度目で、男子では初めてであった。
 それから11年後、検体の再検査で上位チームの
 選手が失格となったため、2018年に2位への繰り上
 がりが確定。2019年開催の世界リレー2019横浜
 大会にて銀メダルの授与式が行われた。

発問例:
 ・実は、4名の個々の100mの記録は、他の国の選手より劣っていました。なぜ、日本は
  メダルを取れたと思いますか?
 ・どのような場面で、「仲間を信じること(Friendship)」が重要だと考えますか?
 ・スポーツにおいて、すべての競技に共通のルールであるアンチ・ドーピング規則が
  あるのはなぜだと思いますか?

教科等:
 保健体育、特別活動、等

備考:
 当時のリレーメンバーの一人、末續選手のインタビュー動画(https://youtu.be/T-JNcd28UPs)
 より、スポーツの持つ価値についてさらに深く考えたり、なぜドーピングをするのか、
 なぜしないのかということについて、議論することも可能